アパートの光回線が夜間に異常に遅くなるのは何故?
アパートで利用している光回線が、夜間になると異常に遅くなる。休日になると回線の速度が遅くなり、まともに使いものにならなくて困ってはいませんか?
私自身、アパートで光回線を契約して利用していたのですが、回線の速度が重くてまったく使い物にならない状態でした。
アパートの光回線が遅くなる原因として、以下の可能性が考えられます。
- アパート内でのインターネット利用者が増えることで、回線が混雑している。
- 契約しているプロバイダに原因がある。
すでに光回線を契約されたことのある方ならご存知かもしれませんが、光回線にはホームタイプ(戸建て)とマンションタイプ(集合住宅)が存在し、マンションタイプの場合、アパートやマンションの戸数(部屋の数)によって毎月の通信料金が安くなります。
(フレッツ光公式サイトより引用。)
これにはもちろん理由があり、マンションタイプですと一つの光ファイバーをアパートの住人で共有で使うので、その分通信料金が安くなります。
しかし、一つの光回線を共有で使うことになるのでインターネットの契約者が増えれば増えるほど、1世帯辺りが使える帯域は少なくなります。
アパート内でネット利用者が増え、回線が混雑しているのかどうかを調べるには、
夜間や早朝などなるべく周りの人がインターネットを使っていなさそうな時間帯に光回線の速度を測定してみて、回線の速度が速くなるようであれば、回線の混雑が原因です。
回線の混雑が原因であれば、インターネットの利用時間帯をずらす。もしくは、割高になってしまいますが、アパートで光回線を個人(ホームタイプ)で契約するのがいいかもしれません。
私の場合、まさにこれが光回線の速度が遅くなっていた原因でした。
光回線は簡単に説明すると、アパートの光ファイバーとNTTの基地局で繋がっており、そこからプロバイダを通ってインターネットに接続しにいきます。プロバイダとはNTTとインターネットの間を橋渡ししている接続サービスの略称です。
プロバイダに問題があるかどうかを調べるには、アパートとNTT間の通信速度をフレッツ・スクエアにて測定します。
(正確に測定するためにパソコンとモデムをLANケーブルで繋ぎ、有線LANで測定します。)
フレッツスクエアへの接続方法は、フレッツ光の公式サイトに分かりやすく説明してあったので、こちらをご参照ください。
アパートとNTT間の通信速度が問題なく出ていれば、プロバイダが混雑しているのが原因で回線の速度が遅くなっています。プロバイダを乗り換えることによって、通信速度の向上が期待できます。
私自身、光回線契約時にプロバイダをOCNに決めたのですが、ゴールデンタイム(19時〜23時位)になると極端に回線の速度が遅くなってしまい使いものにならなかったので、お試しでインターリンクを契約しました。OCNで回線速度が遅かった時間帯でもインターリンクに乗り換えた所、快適にインターネットをできるようになりました。
現在契約しているプロバイダのOCNとインターリンクでそれぞれ回線の速度を測定してみた結果です。
(追記)
OCNはその後、解約しインターリンクを使っています。
同日のほぼ同時刻で回線のスピートを測定してみたのにも関わらず、回線の速度にこれだけの違いが出ています。アップロードの速度はOCN、インターリンクほぼ同じくらいのスピードが出ていますが、ダウンロードの速度はOCN酷いです。
測定開始直後はある程度スピードが出ていますが、通信速度が落ちてからずっと低速な状態が続いています。逆にインターリンクの方は通信速度が安定しています。
プロバイダを変えても光回線の速度には影響しないと思われている方も多いですが、プロバイダ側に問題があり通信速度が遅くなっている場合は、プロバイダを乗り換えることにより、光回線の回線速度が変わってきます。
大手のプロバイダは、キャッシュバックキャンペーンなどで新規ユーザーを増やしすぎた結果、設備の増強が間に合っておらず夜間や休日などネット利用者が増える時間帯になると回線が混雑し、通信速度の遅延が発生しているのだと思います。
ですので、大手のプロバイダだから安心できる!ということはなく、光回線のプロバイダにはできるだけ知名度が少なく、マイナーなプロバイダを選んだ方が個人的には良いと思います。